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10/30 アートイベントに出ます!!(上映あり)
どうも肌寒くなってきました。。。。もう冬ですね。私はから元気で森田童子ばっかり聞いています。

と、蝋人形のDVD「蝋塊独歩ROKAI DOPPO」を収録した「メイコグ2号」の発送も落ち着いたところで、今度はイベントです!!

船坂ビエンナーレ!!


なんかシャレオツなイベントに呼んでもらいました~!!!

10月30日 土曜の 16時から!!アクセス

田舎でのアートイベントです。みなさん、都会の雑踏をひょいと抜け出し、奮ってご参加ください!!!

サブカルトークショーと題し、廃墟マニア(廃線マニア)の七爺さんとトークセッションします!!

そして私は蝋人形ドキュメント『蝋塊独歩ROKAI DOPPO』の上映。何を話そうか今引き出しを開け閉めしているところです。やっぱり人形愛について語るのが面白いかなあとか。

そもそも「船坂ビエンナーレ」というのは兵庫県の船坂村ということろでもう既に開催されているアートイベントです。兵庫の西宮から簡単に来れるということで大好評を呼んでいます。



しつこいけど予告編。みんなみてね。笹谷は元気でやっています。

てゆうかイベント!!

特に関西方面の人は来てください!!友人も来てくれ~~!!

場所!!
# by sasatani-chez | 2010-10-25 14:34 | 巡礼
メイコグ2号!世に出る!蝋人形世に出る。
メイコグ2号!世に出る!蝋人形世に出る。_e0118370_2151855.jpg


ようやくリリース。若干遅れてしまいましたが、リリースです。

みなさん、どんどん買いましょうね~!!奇特な人は10個くらいまとめ買いしていただいても大丈夫!!

メイコグ 第2号

日本初!蝋人形のドキュメント映画! ここに堂々完成!

蝋人形は私たちに何を語りかけるのか!?
ドキュメント映画と雑誌が溶け合う、かつて無いハーモニー。
中華料理に合う音楽探求からニットアーティストの物づくりの真髄まで、
各方面で偏った内容が凝縮しています。
「今の日本はどうなってるんじゃ!?」と憤っている人必見のDVD&マガジン第2号!

人間にもっとも近い造形物、蝋人形。我々は何故蝋人形に惹かれるのでしょうか?
そして我々は何を蝋人形に求めているのでしょうか?

『蝋塊独歩 ROKAI DOPPO』 2010年/日本/22分/ササタニーチェ監督

蝋の塊なのに人間。彼らは何を見ているのでしょうか?
メイコグ 2号  \840(税込)
マガジン:カラー20ページ
DVD:22分

マガジン
蝋塊独歩 / ササタニーチェ 芋虫ダイアリー / きむいっきょん
デリシャスウイートス*チャーマァの小さなつぼみ花ひらけ /チャーマァ
とっちらかった紡ぎばなし / atricot 料理によく合う音楽 / 佐藤儀一

DVDコンテンツ
『蝋塊独歩 ROKAI DOPPO』 / ササタニーチェ
特典映像:「デリシャ*カーニバル 飛び出せ人間」2010 年8 月22 日ライブちょっと見せます編 / デリシャスウィートス 撮影・編集 ササタニーチェ



と、かなりの自信作でございます。もちろんクオリティはササタニーチェ史上最高ですね。はい。

こちらから購入!!!

購入フォーム



蝋人形のドキュメントはこちらです~~!!一家に1枚のマストアイテムです。
# by sasatani-chez | 2010-10-08 21:47
新作!!蝋人形のドキュメンタリー
はい!

社会の歯車に詰まる石になりたい人のためのDVDマガジン

「メイコグ」第2号!!発売のメドがたちました!!

10月8日!!

とりあえず今回は告知。

なんと日本で初めての蝋人形のドキュメンタリーを作りました。
メイコグに収録されます。
『蝋塊独歩 ROUKAI DOPPO』~予告編~



一分くらいの予告なんで是非見てくださいね。

西洋の伝統的な蝋人形を展示している東京タワーから、日本で唯一の蝋人形職人、はてまた自分の蝋人形を作ってしまった男まで!精力的に取材しました。かなり濃ゆい内容です。

蝋人形に興味がある人、蝋人形は人間だと思っている人、何故かマネキンといつも目が合ってしまうように感じる人、蝋人形にされたい人、みんな見ましょう。

今回はとりあえず告知だけです。そろそろHPにアップするのでそちらも見てくださいね~。

ひとまず今はメールで予約受け付けています!!!

info@sasatani-chez.com

まで「メイコグ2号予約」というタイトルでお名前とご住所、お電話番号をお送りください!!

世界のみなさまよろしくっす~~!!
# by sasatani-chez | 2010-09-24 15:26 | 映画や音楽
没になったコラムシリーズ03(読むべし)
言い尽くされたネタだということで没にしたコラム。

カメラ編。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

没になったコラムシリーズ03(読むべし)_e0118370_21415945.jpg



 先日、最新のビデオカメラを30万円で買った。30万円といっても業務用ビデオカメラでは大分安い方である。これで私もハイビジョン映像が撮れるのだ。しかしどうだろうか。デザインがダサすぎる。どこからどう見てもプラスチックの塊である。もっといいデザインはないものだろうか、と私は首を傾げた。

没になったコラムシリーズ03(読むべし)_e0118370_21431031.jpg


 また違うある日、なんとなくフィルムの一眼レフカメラ(キャノンAE-1)を引っ張り出した。ファインダーに多少ゴミが入っているものの、まだまだ使える。しかし何より、40年くらい前に出来たカメラのくせに、そのデザインは現代にも通用する格好良さを持っている。古いプロダクトに対するノスタルジーというよりも、一生使うものとして生産された「ものへの愛情」をヒシヒシと感じるのだ。

没になったコラムシリーズ03(読むべし)_e0118370_21425396.jpg


 もうひとつ、いつも使っているデジタル一眼レフカメラ(キャノン30D)を引っ張り出し、AE-1の横に並べてみる。このデジタル一眼レフは5年前の最新機種なので、画素数でいえば今のコンパクトデジカメよりも劣る。今このカメラを買う人はまず居ないだろう。「名機」「愛機」などという言葉が消え、「新しい=善」の構図が世の中の定説になった。そして何よりこの「フニャン」とした流線型ボディがなんとなくダサいのだ。
 AE-1と30D。この両者の大きな違いはデザインの善し悪し以前の「見込み使用年数」の違いである。デジタルの技術は日々変わっているし、もっとすごい機種が続々と発表される。30Dはもともと10年と持たないように出来ているのだ。すぐに買い換えて欲しいものだからデザインなんてどうでもいい。というかダサい。いいデザインのモノを使うときの高揚感、愛着はもはや必要とされていないのだ。5年も経てば「古い」とみなされるし技術的に使い物にならない。
 5年で何が変わったのか。世は政権交代といいながら何も変わらないことが繰り返され、進歩なんて何一つ見えてこない。政治家なんて猿人類の集まりである。しかし技術は超人的スピードでことごとく変わっている。これは進歩ではなくエスカレートでしかない。というかハイビジョン自体無意味極まりないし、今までの家電が強制的に使えなくなるなんてどんなヤクザ政策だとも思うし、地デジで大儲けした奴らは皆地獄へでも堕ちればいい(石井輝男監督作品『地獄』を参照して頂きたい)。蛇足になるが3Dテレビなんてアホが見るものだ。
 しかし、便利さとは無条件にいいことである。ただ、人の生活の中に「工夫」がなくなってしまうのはよくない事なのだ。人の脳ミソを麻痺させるだけの便利さなら、ハナから無いほうがいい。逆に、生活の中に「気づき」や「工夫」を持たせるための「便利さ」なら素晴らしい。要は使いようなのである。セブンイレブンの脳ミソでは「便利のトリコ」になるだけだ。
 30万円もした私のビデオカメラ、2年前に買った私のパソコンでは編集できなかった。技術が変わりすぎて2年前のパソコンでは対応していないのだ。いずれはビデオテープも編集できなくなるだろう。家庭用で言えば、レーザーディスクの悲劇はやがてVHSの悲劇へ、そしてそれはDVDの悲劇へと姿を変え、古くから続くありとあらゆるものが淘汰される。そのスパンが段々短くなってきているのは一目瞭然である。これほど怖いことはない。
 モノ、モノ、モノなどとモノにはこだわりたくない。しかしそのモノから始まる「生活」にはまっことこだわるべきなのである。毎日繰り返されることの中にこそ、本当のことが隠されているような気がするからだ。人は非日常を求め「どこ」かへ行きたがるが、結局どこへいっても「ここ」という場所は変わらず影をのばしている。どことはここでしかない。それと同じようにモノで人が変わるわけはない。だから人がモノを変えていくような可能性を見つめたい。「メイコグ」もそのようなモノであって欲しいと切に願うわけです。
# by sasatani-chez | 2010-09-19 21:43
没になったコラムシリーズ02(読んでね)
 爪に火を灯す生活

 どうすれば社会の歯車に詰まる石になれるのか、いつも考えている。どうすれば、石に・・・・。

 まず、いう間でもなく私は貧乏だ。収入のほとんどが家賃に飛んでいってしまうのはしょっちゅうだ。それでも生活できているのが自分でも信じられない。今はなんとなくカメラマンでお金を稼いでいるが、パートタイムをせざる得ない時もある。しかし時間をお金に還元するやり方がどうも性に合わない。時間給なんだからと手を抜くと、歳が3つ下の学生たちに「笹谷さん、ちゃんと仕事してください」とマジギレされる始末だ(しかも事務所呼び出しで)。バイトごときを生きがいにしている彼らを見ていると国家的終末を感じるのはなぜだろうか。いう間でもなく私が甘いからである。でも時間給で出来るだけ楽をしたいこの私が間違っているなんこれっぽちも思わないから尚更宜しくない。未来は俺等の手の中、か。僕等ではない。

 「彼や彼女達が、借りものの思想を食いものにして、強権者になる日の事を考えると、ああそんなことはいやだとも思う。宇宙はどこがはてなんだろうと考えるし、人生の旅愁を感じる。歴史は常に新しく、そこで燃えるマッチがうらやましくなった。」(林芙美子著『放浪記』より)

 私は林芙美子が好きだ。彼女の著作『放浪記』(昭和5年)は、その舞台版で森光子が2000回公演を達成したことでも有名である(私はそれよりも成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の映画『放浪記』が大傑作だと思っている)。1903年生まれの彼女は生まれついての貧乏で、親は行商をしていた。各地を転々としていた彼女であったが、作家になりたいがため単身上京を果たし、色んな男の家を転々とした。貧乏、愛への渇望、作家という夢、社会の冷たさ、それらが日記形式でまとめられたのが『放浪記』であり、彼女の出世作である。時には女給をし、連れ添った男にはぶたれ肋骨を折り、貧乏の底を這いずり回るような日々が、まるでゴミ箱をひっくり返したような感情剥き出しの文章で情緒不安定に書かれている。上の文章では自分の問題や社会的立場をより小さく捉えようと試みているが、すぐにあきらめている。私は彼女のこういう人間くさいところが好きだ。そして『放浪記』の後に、彼女は自分の貧乏体験を描いた作品を次々に発表する。
 中でも『清貧の書』(昭和6年)は優れた作品だ。極貧と戦争のなか夫婦がなんとなく暮らしていくだけの作品なのだが生活により近い言葉で描かれていて、その一つ一つがユーモラスだ。中でも夫のセリフで面白い一文がある。

 「金と云うものは溜らぬものさ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああとうとう雨だぜ、オイ、弱ったね」

 極貧で慌てふためく妻を尻目に、画家の夫はお金よりも今降ってきた雨に気をとられている情景だ。井上陽水の『傘がない』にも似た世界観である。自分が抱える大きい問題よりも、結局のところ目の前の雨の方がなんとなく問題なのである。私もそんなものである。たまに自分の行く末の不安にパクッと呑まれそうになるが、呑まれたところで定職につくわけじゃないし、どうかなるわけでもなし、ただ、腹が減るとなんとなく米を炊くのである。我が家は土鍋なので炊飯器よりもふっくらとしたご飯が炊ける。豆腐と大根の味噌汁で飯をかきこめば、それだけでなんとなく幸せな気分になる。物が溢れる現代社会の恩恵か。月2万円のカメラのローンがあと15ヶ月残っているし、各種料金の督促状が溜まりに溜まっているが、こんな私でも白米がなんとなく食える。貧乏がなんだい!俺生きてるぞ!そしてふと考えた。

 こんな自分でも、お金以外のものを全部手に入れたら、石になれるのではないか。大切なのは清貧でいることではないか。よくよく考えるとお金で交換可能なものは一瞬で片がつく。しかし何に片がつくというのだろうか。コンビニへの近道はあっても、人生への近道はどこにも無いのではないか。大切なのは今という時間を賭けて生活を育てることにあるんじゃないか。

 甘いはなしではある。ただ金がつかさどる部分は最低限でいい。しかしそれ以外は強欲に生きたい。すべての「なんとなく」を手に入れたい。それだと許されるような気がしているから。
 「清貧」とはなんだろうか。国家的終末のでんぷんが糖に変わるこの瞬間、極東の前頭葉、ここ東京の街の火、あやうくも今を更新し続けるマッチの灯(よし、かなりHIP HOPぽくなった)。
 火は、不断の今を生きているからこそ、輝いているのだろう。

 「何かを諦めればこそ、何かを得ることが出来る。」

 ねぇ芙美子さん、火は何をなんとなく諦めたのでしょうか。
# by sasatani-chez | 2010-09-14 12:05 | 小言



ササタニーチェが聖地を巡礼する。
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